この15日間と最近に含まれる明日以降に書くものについて

 最近の事とはつまり「最も近い」事であり、今日から最も近いのは昨日と明日である。つまり我々は世間話の中で既に自分の未来を確定事項としているのであり、例えば「最近紅茶にハマっている」のならば少なくとも明日までは紅茶にハマっていなければならないのではないか。仮に明日起きてもう紅茶はいいやとなっていればそれは「最近」紅茶にハマっていたのではなく、昨日までという表現が正確になる。



 元々私は影響を受けやすい性格でありその影響は書くものにも反映される(内容文体問わず)。それならば、なまじ影響を受けているとバレないように理性で押し隠すのではなく、自動筆記的に最近見たものの影響、それに対する思考思惑思想、無意識下からにじみ出る何かしら、そういったものを区別せず分別なくぶちまけてしまえや、という気になってとりあえず実際にそうしてみている。そういう書き方をしていると読点とは非常に邪魔のように感じられて、可読性へのせめてもの情けとしてスペースを開けるようにしているが本当はダダッと濁流のように書きたい気持ちがある。
 だから餅の話をしている時は餅を食べたのだろうし、巨人、飛行機械、サボテン、それらについてもそういう塩梅で書かれている。ルートはシンプルだがすべてを一本化するのではなく、むしろ滅茶苦茶にラインを増やして入り組ませることで結果として出来たスパゲッティコードから何かをすくい取れたらという試み。
(くだらないものが好きで
くだらなくて格好いいものが大好きで
くだらなくて格好いいもので天地創造したくなる)